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トラブルシューティング

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安全な車の運行を守ることを使命とする自動車整備士にとってトラブルシューティングは欠かせません。ここでは、その重要性と仕事の進め方、自動車整備士に求められる能力や資格などについて紹介します。

トラブルシューティングとは

問題が発生したときに、その原因を特定し解決・修理するのがトラブルシューティングです。自動車整備士にとってトラブルシューティングは車を修理するだけでなく、安全な運行を確保するためのアドバイスも行います。

車のトラブルはできるだけ早く解決しなければなりません。そのため自動車整備士には迅速な診断スキルと経験が必要です。また、問題解決後に説明する際には顧客とのコミュニケーション能力も求められます。

トラブルシューティングの流れ

自動車整備士が車のトラブルを解決する際は、以下のようなステップを踏んで進められます。トラブルシューティングを通じて収集された情報は、経験・ノウハウとして蓄積されその後の対応にも活かされます。

1.不具合・故障箇所の確認

車の不具合や故障の原因は一つとは限らず特定するまでには時間がかかります。そのため、さまざまな角度から不具合の状況の確認が必要です。顧客は車の構造や技術的な知識がないため、できるだけ簡単に答えられる質問をいくつも用意して、いつ・どのようなときに問題が発生したのかを細かくヒアリングします。

2.問題点の分析・調査

ヒアリングして集めた情報をもとに問題点を分析・調査します。不具合や故障は部品の物理的な破損だけでなく、電子制御システムや配線などが関係していることも少なくありません。そのため、診断ツールやテスターなどを用いて回路やスイッチ、センサなどに問題がないかチェックします。

3.原因の特定

問題点の調査・分析データが集まったら原因を特定する段階に移ります。問題があると考えられる部品や基盤などを正常なものと入れ替えたり、場合によっては一部を分解して組み直すことも必要です。複数の要素が組み合わさっているケースもあり、すぐに原因が特定できるとは限らないため慎重に行います。

4.不具合・故障箇所の修理

原因が特定できたら、次は不具合・故障箇所の修理です。電子制御システムが関係する箇所は部品交換だけでなく再設定が必要な場合もあります。自動車整備士は状況に応じて対処方法の検討が必要です。パンク修理でも補修材を使って応急処置をするのか、しっかりタイヤ交換まで行うかは状況判断が必要です。

5.顧客への説明・アドバイス

車の問題点の解決・修理を終えたら、正しく動作することを確認しながら顧客への説明を行います。なぜ不具合が生じたのかを説明し、車の使用状況や環境に応じて適切なアドバイスを行うのも自動車整備士の仕事です。顧客が問題点の解消ができていることを確認したら車を返却します。

自動車整備士に求められること

自動車整備士が避けて通れないトラブルシューティングにおいて、必要なスキル・資格について以下にまとめました。これから自動車整備士を目指そうと考えている方はぜひ参考にしてください。

車の専門的知識

当然ですが車の不具合・故障を対処するには車についての知識は必須です。基本的な構造は同じでも、メーカー・車種により性能や機能は異なります。新しく販売された車に関しての情報も集め、細かな仕様や特徴まで理解しておくことが必要です。

コミュニケーション能力

車のトラブルでは顧客と接する機会が多くなります。不具合や故障原因の説明やアドバイスも行うためのコミュニケーション能力が必要です。丁寧で親切な対応ができれば、信頼され勤務先の売上アップにも貢献できます。

新しい技術への探究心

トラブルシューティングでは自動車整備士2級以上の資格取得はもちろんですが、さらに新技術への理解も求められます。今後は電気自動車・ハイブリッド車などの整備も増えることが考えられるため常に探究心と勉強が必要です。

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